パルミジャーニ・フルリエの中古価格・相場・全モデル一覧

パルミジャーニ・フルリエの主要モデルの在庫・参考価格・相場感をまとめて確認できます。

パルミジャーニ・フルリエとは

パルミジャーニ・フルリエ 相場・価格推移

参考価格・在庫サマリー

更新日 2026-09-22
掲載価格レンジ 174,240円〜7,954,930円
中央値 2,085,907円
在庫数 27本
出来高 4188件
前月比 -11.8%
3ヶ月前比 -28.6%
6ヶ月前比 -15.7%

中央値推移

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ブランド解説

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目次

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    修復工房での二十年が、1996年のParmigiani Fleurier創設へつながった

    Parmigiani Fleurierの起点には二つの年があります。1976年はMichel Parmigianiが古時計の修復工房を開いた年、1996年はその知見を現代の時計づくりへ展開するメゾンが正式に発足した年です。修復の開始とブランドの設立を分けることで、このメゾンが過去を模倣するのではなく、構造を理解して現代へ組み直す姿勢が見えてきます。

    Michel Parmigianiは1976年、古時計を修復する工房「Mesure et Art du Temps」を開いた。

    Parmigiani Fleurierは1996年5月29日に設立され、正式に発足した。

    Parmigiani Fleurierは、Michel Parmigianiが培った古時計修復の知見を、現代の技術・素材・デザインと組み合わせている。

    1976年に始まったのは古時計の修復工房であり、Parmigiani Fleurierが正式に発足したのは1996年である。二つを同じ創業年としてまとめることはできない。

    二十年の間に蓄えた修復経験は、古い機構を保存する仕事だけに閉じていません。現代の技術、素材、デザインと組み合わされ、現在の時計へつながっています。したがってParmigiani Fleurierを説明する際は、1976年を修復工房の始まり、1996年をメゾンの発足として二本の線で捉えるのが適切です。

    1996年のToric QPとKalpaは、ゴドロンと黄金比で造形が分かれる

    最初の腕時計を知ると、ToricとKalpaがそれぞれ別の造形課題から始まったことが分かります。1996年のToric QP Retrogradeは円形の外周表現、同年のKalpa Hebdomadaireは角形ケースと比率が要点です。現在よく知られるTondaだけをブランドの出発点と考えず、最初の二作を並べて見ます。

    Toric QP Retrograde
    1996年のToric QP Retrogradeは、ブランド初の腕時計である。交互に配したゴドロンとローレット加工は、後の作品にも受け継がれる意匠となった。
    Kalpa Hebdomadaire
    角形ケースのKalpa Hebdomadaireは1996年に発売され、立体感と比率は黄金比に基づいて設計された。
    二作の違い
    1996年、Toric QP Retrogradeがブランド最初の腕時計として登場し、同じ年に角形ケースのKalpa Hebdomadaireも発売された。前者はゴドロンとローレット加工、後者は黄金比に基づく立体感と比率を特徴とする。

    Toric QP Retrogradeではゴドロンとローレット加工、Kalpa Hebdomadaireでは黄金比に基づく立体感が核になります。同じ1996年に登場していても、丸形と角形、外周装飾とケース比率という異なる考え方です。この対比が、後のコレクションを一つの外装文法だけで語れない理由にもなります。

    文字盤・ケース・ムーブメントの専門会社が製造工程を分担する

    Parmigiani Fleurierの一貫製造体制は、一社一拠点ですべてを作る単一工房ではありません。文字盤、ケース、ムーブメント、ヒゲゼンマイなどを担う専門会社が連携し、設計から組み立てまでを管理する組織です。どの会社が何を担うかを見ると、「マニュファクチュール」という言葉の具体像がつかめます。

    Parmigiani Fleurierを支える専門会社の役割
    構築の開始パルミジャーニ・フルリエは1999年に本格的な一貫製造体制の構築を始め、ケース工房の取得やAtokalpa、Elwinの統合を進めた。
    五社の組織パルミジャーニ・フルリエの一貫製造体制は、5つの専門会社で構成される時計製造組織によって支えられている。
    他社への供給5つの専門会社は主にParmigiani Fleurierを支える一方、その技能や製品を他の高級時計メーカーにも提供している。
    文字盤Quadrance et Habillageは、文字盤製造を担う専門会社である。
    ケースLes Artisans Boîtiersは、ケース製造を担う専門会社である。
    ムーブメントVaucher Manufacture Fleurierは、手巻き・自動巻きムーブメントと追加機構を設計・製造する専門会社である。
    部品と全体管理パルミジャーニ・フルリエの時計製造組織では、ヒゲゼンマイ、ムーブメント、ケース、文字盤などを各専門会社が製造し、設計から最終組み立てまでを管理している。
    伝統技能パルミジャーニ・フルリエの時計製造組織には、エナメルやギヨシェを含む50を超える伝統技能が集められている。
    単一工房との違いParmigiani Fleurierの一貫製造体制は、複数の専門会社からなる時計製造組織である。すべての工程を一社一拠点の同じ工房が担うわけではない。
    専用生産との違い5つの専門会社はParmigiani Fleurierを主に支えるが、他の高級時計メーカーにも供給している。したがって、生産物のすべてが自社ブランド専用というわけではない。

    この体制には50を超える伝統技能が集まり、各社は主にParmigiani Fleurierを支えながら、ほかの高級時計メーカーにも技術や製品を提供します。つまり、専門性を内部で連携させることと、生産物がすべて自社ブランド専用であることは同義ではありません。分業の深さと供給先の広がりを同時に押さえる必要があります。

    Tonda GTとTonda PFは2020年と2021年の発売、現在の掲載状況を分けて読む

    Kalpa、Tonda GT、Tonda PFを現在の一覧だけで判断すると、発売の履歴と現行分類が混ざります。Tonda GTは2020年、Tonda PFは2021年に登場しました。現在の公式案内に掲げられる名称と、過去に発売されたことが確認できる名称を別々に扱います。

    • Tonda GTは2020年に発売された。
    • Tonda PFは、Parmigiani Fleurierの25周年にあたる2021年に発売されたコレクションである。
    • パルミジャーニ・フルリエの現行ラインアップは、Tonda PF、Tonda PF Sport、Toricを独立したコレクションとして案内している。
    • 現行ラインアップにはTonda PF、Tonda PF Sport、Toricが掲げられている。一方、KalpaやTonda GTがそこにないことだけを理由に、廃番と断定することはできない。

    現在の上位コレクションとして案内されるのはTonda PF、Tonda PF Sport、Toricです。一方、KalpaやTonda GTがその一覧に見当たらないという事実だけでは、廃番を公式に宣言したことにはなりません。購入候補を整理するときは、発売年、現在の案内、個別作の掲載状況を順番に確認します。

    ベゼル・ギヨシェ・PFメダリオンは共通し、機能が各作を分ける

    Tonda PFを見分ける軸は、複雑機構の名前より先に共通する外装を捉えることです。丸い輪郭、ローレット加工を施したプラチナ製ベゼル、Grain d’Orgeギヨシェ、PFメダリオンが一つの造形文法をつくります。そのうえで、各作品がどの機構を担うのかを分けて見ます。

    マイクロローター、クロノグラフ、フライングトゥールビヨン、各種文化暦、GMTラトラパンテなど、Tonda PFの機構表現は一様ではありません。共通するのは外装の語彙であり、GMTやMinute Rattrapanteが全作に備わるわけではありません。シリーズの顔と一本の機能を二段階で読むことが重要です。

    共有意匠の先では、表示と外装の差が個別作の性格を決める

    Tonda PFとTonda GTは、似た意匠を持つからこそ区別が必要です。ローレットベゼル、涙滴形ラグ、Grain d’Orgeといった要素は共有しますが、二つは別々のコレクションとして成立しています。似ている部分と、個別作だけの機構を同じ表に入れないで比べます。

    共有する意匠
    Tonda PFとTonda GTは別々のコレクションだが、ローレットベゼル、涙滴形ラグ、Grain d’Orgeなどの造形要素を共有する。
    個別作の機構
    Tonda PF GMT Rattrapanteは、重ねた2本の時針を備え、プッシャーとリューズのボタンで現地時刻と本国時刻を操作する。この機構は当該モデル固有の仕様である。
    二つの境界
    Tonda PFとTonda GTは造形要素を共有しても、別々のコレクションである。GMT Rattrapante固有の操作をTonda GTの共通仕様として扱うことはできない。

    Tonda PF GMT Rattrapanteの重ねた二本の時針と操作方法は、そのモデル固有のものです。共有する外装意匠から、Tonda GT全体にも同じ機構があるとはいえません。外観の親族性は認めつつ、コレクション名と機構の適用範囲を分けることが、両者を正しく見分ける要点です。

    30周年の三作はそれぞれ異なる工芸表現を示す

    Toricは1996年の最初の腕時計名であると同時に、30周年記念シリーズとして現在へ戻ってきた名称です。シリーズはプティ・セコンド、パーペチュアルカレンダー、スプリットセコンド・クロノグラフの三作からなり、それぞれ異なる機構と表情を持ちます。

    1. Toricの30周年記念シリーズは、プティ・セコンド、パーペチュアルカレンダー、スプリットセコンド・クロノグラフの3作で構成される。
    2. Toric Petite Secondeは、手作業で表情を付けた金製文字盤、ヌバック仕上げのアリゲーターストラップ、ローズゴールド製の手巻きキャリバーPF780を備える。これらは当該モデルの仕様である。
    3. Toricの周年シリーズは3つの派生モデルで構成される。Petite Secondeの手作業で表情を付けた金製文字盤とPF780は、全Toricの共通仕様ではない。

    結論として、Toricを選ぶ入口は「最初の時計」という歴史だけではありません。三つの派生作から機構を選び、その後で素材やムーブメントを個別に確認します。手作業で表情を付けた金製文字盤やPF780はToric Petite Secondeの仕様であり、全Toricの共通仕様へ広げないことが、工芸表現の違いを読む鍵です。

    参照したパルミジャーニ・フルリエ公式資料