ドゥ ベトゥーンの中古価格・相場・全モデル一覧
ドゥ ベトゥーンの主要モデルの在庫・参考価格・相場感をまとめて確認できます。
ドゥ ベトゥーンとは
丸いケースと球体ムーンフェイズを重ねるDB25、可動ラグと露出した機構が腕を包むDB28、形・素材・色を自在に探るドリーム ウォッチでは、時間の見え方そのものが変わります。
光と彫刻的な構造の奥へ、技術の物語を追いたくなる時計群です。
ドゥ ベトゥーン 相場・価格推移
参考価格・在庫サマリー
| 更新日 | 2026-03-07 |
|---|---|
| 掲載価格レンジ | 54,720円〜98,280円 |
| 中央値 | 72,477円 |
| 在庫数 | 19本 |
| 最安値 | 54,720円 |
| 最高値 | 98,280円 |
| 登録個数 | 19件 |
中央値推移
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ブランド解説
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目次
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2002年の出発点は、過去の再現ではなく現代素材で時計を変えることにある
De Bethuneは2002年、Denis FlageolletとDavid Zanettaによって設立されました。出発点を理解する鍵は、古い時計の姿をそのまま戻すことではありません。過去の傑作から着想を受け取りながらも、それを複製しないことを創作方針にしています。
この姿勢に立つと、古典的に見える丸形ケースと、未来的に見える青や立体造形を対立させずに読めます。参照する過去は答えの見本ではなく、現代の素材、形、動きを考え直すための問いです。だからDe Bethuneの特徴をつかむには、外観が古典的か前衛的かだけを決めるより、各系列が何を変えようとしたのかを見ます。DB25、DB28、Dream Watchは同じ発想の装飾違いではなく、古典的な輪郭、手首への適応、造形実験という別々の課題へ進む入口になります。
DB25は古典的な丸形を肉抜きラグと多彩な機能で現在へつなぐ
DB25を見分ける最初の手掛かりは、ドラムを着想源にした丸形ケースです。その古典的な輪郭へ、内部を抜いたようなラグが組み合わされます。丸さだけを見れば穏やかですが、ケースとストラップをつなぐ部分に空間が入ることで、輪郭は重く閉じません。
- 外装の軸
- 丸いドラム形ケースと肉抜きラグが、DB25の基本的な見分け方になります。
- 作品の軸
- Perpetual Sky、Starry Varius、GMT、Monopusher Chronograph、Moon Phaseなど、役割の異なる作品があります。
- 仕様を読む軸
- 複数のケース径、GMT、ムーンフェイズ、永久カレンダー、モノプッシャー・クロノグラフなどの機能、手巻き機構、複数素材へ展開します。
したがってDB25は、一つの径や一つの機能を指す固定仕様ではありません。まず共通する外装の文法を捉え、次に作品名、機能、径、素材へ絞る順番が有効です。古典性とは機能を昔へ戻すことではなく、丸形の輪郭を保ちながら多様な時計を受け止める枠組みに表れています。
DB28は動くラグによって、軽さと手首への適応を両立する
DB28には軽さという特徴がありますが、前衛的な印象を重量だけで説明すると、装着構造の工夫が抜け落ちます。中心となるのは、手首に沿って動く特許取得のフローティングラグです。2006年に特許出願されたこの構造は、ケースとの接続部を支点にラグが動き、手首とその動きへ追随します。
| 見る点 | 特徴 | 読み違えないための注意 |
|---|---|---|
| 軽さ | コレクションの特徴の一つ | すべての違いを重量だけに還元しない |
| ラグ | 支点から動いて手首へ沿う | 固定された装飾的な突起として見ない |
| 展開 | DB28GS Swordfish、DB28、DB28 Tourbillon | 同じ名称を一作品の固定仕様と考えない |
DB28には複数のケース径があり、文字盤照明、ムーンフェイズ、パワーリザーブ表示、トゥールビヨン、逆回転防止ベゼル、チタンやジルコニウムへ展開します。個々の機能や素材を全作へ広げず、動くラグという装着の考え方と、作品ごとの仕様を二段階で確認することが大切です。
Dream Watchは形・素材・色を探究し、表示そのものも背景へ退ける
Dream WatchはDB28の別名ではなく、形、素材、色の制約を外して探究する造形実験の領域です。主要な手掛かりとなる立体的なデルタ形モチーフも、丸形ケースの違いを示すだけでなく、時計の外形そのものを研究対象にする姿勢を表します。
- 造形研究の前提:機能の一覧から入るのではなく、形、素材、色をどこまで自由に組み替えるかを見る領域です。
- 2008年のDream Watch 2:6時位置のリューズと可動ラグを備え、そのケース構想が後のDB28へ着想を与えました。ここではDream WatchとDB28を同一視するのではなく、研究から別系列へ考えが渡った関係として捉えます。
- Dream Watch 5:形、素材、色の探究を前面へ置き、時、分、ムーンフェイズの表示を目立たせない構成です。表示機能を失ったのではなく、視線の中心を造形へ移しています。
Dream Watchを一つの通常コレクションとして横並びにすると、実験が他の系列へ与える着想や、表示さえ抑えて形を見せる役割が見えません。デルタ形、可動構造、控えめな表示を順に追うことで、その独立した役割が明確になります。
DB25・DB28・Dream Watchは、古典・装着性・造形実験で設計課題が分かれる
三系列の違いは、複雑機構の数や見た目の強さを一列に並べるより、何を設計対象にしたかで比べると理解しやすくなります。
| 系列 | 中心となる設計課題 | 見るべき形 |
|---|---|---|
| DB25 | 古典的な輪郭を現代の作品へつなぐ | 丸形ケースと肉抜きラグ |
| DB28 | 時計を手首とその動きへ適応させる | 軽さとフローティングラグ |
| Dream Watch | 形、素材、色の制約を外して造形を研究する | デルタ形を含む立体的な外形 |
DB25は古典、DB28は装着、Dream Watchは実験という役割の違いを持ちます。この整理は優劣を付けるものではありません。丸い時計が好みならDB25、動くラグの考え方へ関心があればDB28、時計の形そのものを見直す試みを知りたければDream Watchというように、関心の入口を分けるための地図です。個別作を比べるときも、最初にこの役割を押さえてから機能や素材を見ると、系列固有の特徴と一作品だけの仕様を混同しにくくなります。
球体の月・青いチタン・耐衝撃機構が技術と造形を横断する
De Bethuneの技術は、一つの万能機構がすべてを解決した歴史ではありません。L’Aubersonの生産拠点に加え、ヒゲゼンマイとテンプを開発するクロノメトリーセンター、研究開発部門、研究室、クロックと試作機の工房を備え、異なる課題を分けて扱っています。
| 技術・考え方 | 年 | 扱う課題 |
|---|---|---|
| 球体ムーンフェイズ | 2004年 | 月の表示を球体として腕時計へ組み込み、特許を取得 |
| 青色チタン | 2004年 | チタンの自然酸化による青を星空文字盤へ用いる |
| Triple Pare-Chute | 2005年 | テンプを両側から支えるブリッジと、両端およびテンプ自体の耐震機構を組み合わせる |
| Technical Silence | ― | キャリバー構成、部品形状、現代素材で衝撃と摩擦を抑え、静粛性と効率を高める |
球体ムーンフェイズ、Triple Pare-Chute、フローティングラグ、ジャンピングセコンド、Absolute Clutch、巻き上げローターの耐震機構は、それぞれ別の技術課題として扱われます。名称の多さを一つの性能尺度へまとめず、「何が動き、何を守り、何を見せるのか」を尋ねると、技術ごとの役割を分けて追えます。
素材・形・仕上げを、移ろう光が横断する
De Bethuneの色を青だけで覚えると、造形を支える光の役割が狭くなります。素材、形、仕上げは別々に選ばれる装飾要素ではなく、反射によって表情を変える光と一体の設計対象です。平らな面と曲面、磨かれた面と暗い素材では、同じ光でも輪郭の現れ方が変わります。
De Bethune Blue、鏡面仕上げ、ブラックジルコニウム、デルタ形、色彩酸化、Côtes De Bethuneは、それぞれ異なる美的表現として位置づけられます。青は自然酸化による色、鏡面は周囲を映す面、ブラックジルコニウムは暗さ、デルタ形は立体的な輪郭、色彩酸化は素材と色の関係、Côtes De Bethuneは仕上げの表情を見る入口です。
DB1からDB25Lへ続く年表の外にも、コレクション体系は広がる
創業年とDB25の成立を同じ出来事にすると、最初の作品から古典的コレクションへ至る時間差が消えてしまいます。二つの節目を分けて見ます。
- 2002年のDB1 Monopusher Chronograph:De Bethune最初の作品です。ブランドの出発点に置かれるのはDB25という名称ではなく、このモノプッシャー・クロノグラフです。
- 2010年のDB25L:古典的な時計コレクションの起点となりました。丸いドラム形ケースと肉抜きラグを備え、後にDB25を見分ける外装の文法が明確になります。
この順序から分かるのは、De Bethuneが2002年から一つの完成した系列だけを繰り返したのではないことです。DB1という最初の作品と、八年後に古典的コレクションの起点となったDB25Lは別の役割を持ちます。DB25を創業時から続く固定仕様として扱わず、2010年の節目から丸形ケースと肉抜きラグの系譜を読むことで、ブランド史とコレクション史を混同せずに理解できます。
DB25・DB28・Dream Watchの外にも、多様なコレクションがある
ここまで扱ったDB25、DB28、Dream Watchは、De Bethuneを理解する有力な三つの入口です。ただし、この三系列だけでブランドの全体を閉じることはできません。ほかにもDB27、DB28XP、DB28XS、DB29、DBD、DB Eight、DB Kind of Twoというコレクションがあります。
名称にDB28を含むDB28XPやDB28XSもあるため、名前が近いだけで同じ作品の仕様違いと決めず、それぞれのコレクションとして確認する必要があります。DBD、DB Eight、DB Kind of Twoのように数字の並び方が異なる名称も、DB25・DB28の下位区分として自動的に整理するものではありません。
読み進める順番としては、古典的な丸形と肉抜きラグを知りたいならDB25、手首へ動くラグを知りたいならDB28、形・素材・色の造形実験を知りたいならDream Watchから始めます。そのうえで、三つの役割に収まらない関心が出てきたら他のコレクションへ広げる。この境界を保つことで、代表的な入口を示しながら、De Bethuneの多様性を三系列へ縮めずに済みます。