パネライの中古価格・相場・全モデル一覧

パネライの主要モデルの在庫・参考価格・相場感をまとめて確認できます。

パネライとは

パネライ 相場・価格推移

参考価格・在庫サマリー

更新日 2026-08-16
掲載価格レンジ 52,800円〜10,250,000円
中央値 925,389円
在庫数 2104本
出来高 74119件
前月比 0.1%
3ヶ月前比 0.0%

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ブランド解説

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目次

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    Radiomirの1916年とLuminorの1949年は、まず発光物質の履歴として読む

    RadiomirとLuminorを理解する第一歩は、腕時計の発売年を探すことではありません。二つの名が、暗所で計器を読むための素材を指した時代から見ていくと、後の軍用時計や現行コレクションとの関係がほどけます。まず1860年の店、1916年のRadiomir、1949年のLuminorを別々の出来事として並べます。

    Paneraiの名称を年代と役割で整理
    1860年Giovanni Paneraiは1860年、フィレンツェに最初の時計店を開いた。そこは店舗、工房、時計学校を兼ねていた。
    1916年Radiomirは、イタリア海軍向け計器の文字盤を明るくするラジウム系粉末として開発され、その名称は1916年のフランス特許の追加文書に記録された。
    1949年LUMINORは1949年、発光性・自己発光性素材の商標として登録された。
    名称と製品の境界RadiomirとLuminorは、まず発光素材の名称または商標として記録された。後に同じ名称が時計コレクションに使われたこととは別の出来事である。

    この三つの年は、店の開設、発光素材名の記録、商標登録という異なる節目です。RadiomirとLuminorが現在は時計の名として知られていても、その名称の起点まで同じ製品史にまとめないことが、Paneraiの歴史を正確に読む土台になります。

    試作機・ワイヤーラグ・リューズ保護装置がケース史の三段階をつくる

    軍用時計の造形も、一年で完成したわけではありません。1935年の試作機、後のRef. 3646、1956年のリューズ保護装置は、それぞれ違う課題に応えた段階です。ケース、ラグ、文字盤、リューズ周辺を時系列で見れば、RadiomirとLuminorの違いを単なる丸みや大きさだけで捉えずに済みます。

    1935年の試作
    1935年のイタリア海軍による試験では、Rolex-Geneva製のベースをパネライが改造したRef. 2533の試作機が最良の結果を残した。
    Ref. 3646の造形
    後のRef. 3646には、47 mmのクッション形スチールケース、ワイヤーラグ、発光文字盤、手巻きムーブメントなどが採用された。この軍用時計が、今日Radiomirと呼ばれる造形の基礎になった。
    1956年の装置
    1956年、Guido Panerai & Figlioはリューズ保護装置の国際特許を取得した。
    三段階の境界
    1935年のRef. 2533試作機、後のRef. 3646、1956年のリューズ保護装置特許は、それぞれ異なる発展段階に属する。すべての特徴を1935年の一つの完成品にまとめることはできない。

    1935年のRef. 2533は試験用の試作、Ref. 3646は47 mmのクッション形ケースとワイヤーラグを備えた軍用時計、1956年の国際特許はリューズ保護装置に関する出来事です。三段階を分けることで、後世の名称や特徴を最初の試作機へさかのぼらせる誤解を避けられます。

    1993・1997・2002年は民生化、傘下入り、製造拠点開設の順で進んだ

    軍用計器の系譜から現在の時計ブランドへ移る過程には、製品、企業、製造拠点という三種類の変化があります。1993年は一般向けコレクションの発売、1997年は企業グループによる取得、2002年はヌーシャテルの工房開設です。同じ「転換」と呼べても、起きたことは同一ではありません。

    • パネライは1993年に一般向け時計市場へ参入し、44 mmのLuminorとLuminor Marina、42 mmのMare Nostrumという3コレクションを発売した。
    • Richemont Group(当時のVendôme Group)は1997年春、Officine Panerai Srlを買収した。
    • パネライは2002年にヌーシャテルの工房を開設し、企画・開発・研究を同じ場所に集約した。
    • 1993年の一般向けコレクション発売、1997年のグループによる買収、2002年のヌーシャテル工房開設は別々の出来事であり、同じ年の国際展開としてまとめることはできない。

    時計を選ぶうえでも、この区別は役立ちます。1993年はLuminor、Luminor Marina、Mare Nostrumが一般市場へ現れた時点であり、1997年は企業上の節目、2002年は企画・開発・研究を集約する場所の節目です。現在のPaneraiが形づくられた過程を、一つの創業年や国際化の年に縮めないで読みます。

    現行四コレクションを親に置き、Luminor Marinaなどの個別系統へたどる

    現行モデルを探すときは、名称の階層を先にそろえると迷いにくくなります。Luminor、Submersible、Luminor Due、Radiomirは現在の上位コレクションです。一方、Luminor Marinaという名や型番で示される一本は、同じ段に置く対象ではありません。

    1. パネライの現行ラインアップでは、Luminor、Submersible、Luminor Due、Radiomirがそれぞれ独立したコレクションとして位置づけられている。
    2. Luminorは、機能的なデザインを日常での信頼性につなげ、堅牢性と汎用性の均衡を図るコレクションとして位置づけられている。
    3. Radiomirの名称は、特許を取得した発光素材に由来する。現行コレクションではサンドイッチ文字盤を特徴とし、40 mm、45 mm、47 mmのケースが展開されている。
    4. Luminorなどの上位コレクションと、PAM03325のようなLuminor Marinaの個別製品名では階層が異なるため、すべてを同列のモデル系統として扱うことはできない。

    四つの入口を用途と造形で見るなら、Luminorは堅牢性と汎用性、Radiomirは歴史的な名称とサンドイッチ文字盤、Submersibleは水中での操作性、Luminor Dueは薄さと軽さが手掛かりです。その後でMarinaなどの名称や個別の型番へ絞ると、コレクション全体の性格と一本だけの仕様を混同しにくくなります。

    Luminor Dueの薄さとLuminor Marinaの表示は別の比較軸になる

    Luminor DueとLuminor Marinaの違いは、一本のスペック表を横に並べるだけでは捉えきれません。Dueは独立した現行コレクションとして薄さ、軽さ、すっきりした造形を担います。Marinaについて個別作の仕様を語るときは、対象となる型番まで限定する必要があります。

    Dueの造形
    Luminor Dueは、汎用性に加えて、より薄く、軽く、すっきりした造形を特徴とするコレクションである。
    Dueの位置づけ
    Luminor Dueは、パネライを象徴するデザインを、より薄く軽い洗練された姿で補完する独立コレクションである。
    Marinaの来歴
    Luminor Marina PAM03325の来歴では、リューズ保護装置の特許申請は1955年とされ、1960年代のRef. 6152/1へ続くデザインの連続性が示されている。
    PAM03325の仕様
    PAM03325には、ロジウム仕上げのスモールセコンド、Super-LumiNova X2、シースルーバック、P.980ムーブメントが採用されている。これらは当該リファレンスの仕様である。
    共通仕様との境界
    Luminor Dueの薄く軽い設計と、PAM03325のスモールセコンドやP.980は対象範囲が異なる。いずれも全Luminorや全Luminor Marinaに共通する仕様ではない。

    DueはPaneraiらしい造形を薄く軽い方向へ展開するコレクションです。対してPAM03325のスモールセコンドやP.980は、その一本について確認された仕様です。1955年の特許申請と1960年代へ続く来歴も含め、系統の説明と個別作の装備を別の層に置くと、Marina全体への過度な一般化を防げます。

    Submersibleは回転ベゼル・視認性・素材を潜水用途へ結ぶ

    Submersibleは、Panerai全体の防水性能を代表する言葉ではなく、水中での使用を明確に意識した現行コレクションです。見るべき点は、数値だけではありません。潜水時間を扱うベゼル、視認性、素材、耐久性という操作のまとまりから読むと役割が明確になります。

    逆回転防止ベゼルは潜水時間を計るための装置であり、高い防水性や素材性能とともにSubmersibleの現在の設計を形づくります。ただし、この説明を歴代全作やほかのPaneraiへ広げることはできません。実際に比較するときは、対象モデルや型番ごとの防水値と仕様を改めて確かめる必要があります。

    2005年のP.2002を境に、自社製造を示す「最初」「多様」「多数」を区別する

    Paneraiと自社製ムーブメントの関係は、「現在、開発力があること」と「歴代の全作が自社製だったこと」を分けて考えます。境目になるのは2005年のP.2002です。初の自社製という位置づけ、約20年にわたる開発、多くの高級ムーブメントという説明の範囲を順に確認します。

    Paneraiの自社製ムーブメントを読む境界
    最初の自社製2005年に登場したP.2002は、パネライ初の自社製ムーブメントである。手巻き、GMT、8日間パワーリザーブを備えていた。
    その後の開発パネライの工房は、2005年に発売したP.2002を起点として、約20年にわたり多様なキャリバーを開発してきた。
    現在の説明範囲パネライは多くの高級ムーブメントを自社開発しているが、すべてのムーブメントを自社製としているとは説明していない。
    歴代全作との境界初の自社製ムーブメントP.2002が登場したのは2005年であり、パネライが自社開発すると説明しているのも多くの高級ムーブメントである。歴代の全製品が自社製キャリバーだったとはいえない。

    結論として、Paneraiのムーブメント史は2005年のP.2002を大きな節目として読めます。P.2002は手巻き、GMT、8日間パワーリザーブを備え、その後の多様な開発へつながりました。しかし「多く」を「すべて」に置き換えず、具体的な時計を選ぶ際は型番ごとに搭載キャリバーを確認するのが適切です。

    参照したパネライ公式資料