ウブロの中古価格・相場・全モデル一覧
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ウブロとは
金のケースにラバーストラップを組み合わせ、貴金属の時計にも日常の着け心地を求めたのが出発点です。
ブランド名はフランス語の「舷窓」に由来し、船の丸い窓を思わせるケースにも表れています。
2005年にはビッグ・バンを発表し、異なる素材を組み合わせる時計作りを発展させました。
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1980年、ゴールドとラバーの組み合わせがHublotの素材観を示した
Hublotの「Art of Fusion」は、1980年のClassic Originalに置かれた対比から始まります。組み合わせたのは、伝統的で貴重な素材として扱われるゴールドと、実用的で現代的なラバーです。高級時計では距離のあった二つを、同じ時計の外装として成立させました。
重要なのは、珍しい素材を並べただけではないことです。ゴールドが持つ価値の文脈と、ラバーが持つ日常性や機能性を同じ設計の中へ置いたことで、どちらか一方では生まれない見え方を作りました。この「性格の異なる要素を衝突させ、一本の時計としてまとめる」という発想が、後の素材開発、ケース構造、ムーブメントの見せ方へ広がります。
そのためArt of Fusionを理解するときは、ゴールドとラバーを象徴として押さえつつ、以後のHublotが何と何を結び付けたかを層ごとに追う必要があります。
ラバーから合金・セラミック・サファイアへ、自社開発素材の範囲が広がった
素材の融合は、既成素材の組み合わせから、素材そのものを作る段階へ進みました。Hublotはラバーに加え、Magic Goldなどの合金、セラミック、サファイアへ材料開発を広げています。その基盤となるのが冶金・材料研究所と自社鋳造所です。
| 層 | 何を融合するか | 意味 |
|---|---|---|
| 出発点 | ゴールドとラバー | 伝統的な価値と現代的な実用性を同じ時計へ置く |
| 材料開発 | 合金、セラミック、サファイア | 色や質感だけでなく、素材の性質から外装を考える |
| 生産基盤 | 研究所と鋳造所 | 素材の発想を試作・製造へつなげる |
Art of Fusionはゴールドとラバーだけを指しません。材料研究と製造設備まで含め、時計の外装を構成する物質そのものへ踏み込む考え方です。Big BangやClassic Fusionを比較するときも、色だけでなく、素材がどのように作られ、ケースの造形と結び付くかを見ると違いが深まります。
2005年のBig Bangを中心に置くと、各系列の位置関係が見える
Big Bangは、Classic Originalの融合という着想を大胆に再構成し、2005年に登場したHublotの象徴的なモデルです。ただし現在の名称を読むとき、「Big Bang」は一つの固定仕様だけを指す言葉ではありません。
Big Bang Collectionという大きな枠組みには、Big Bang Original、Big Bang、Spirit of Big Bang、Square Bangという異なる系列が含まれます。Big Bang Unicoはこの系譜の中で、2013年にUnicoクロノグラフを組み込んだ一系列です。Big Bang UnicoはBig Bangと無関係な別コレクションではありません。
- 大きな枠組み:Big Bang Collection
- その中の系列:Big Bang Original、Big Bang、Spirit of Big Bang、Square Bang
- 機構を明示する展開:Big Bang Unico
名称にBig Bangが付いていても、ケース形状や機構は同一ではありません。まず親となる枠組みを押さえ、その後に各系列の設計へ進むことが、仕様の混同を防ぎます。
Classic Fusionは抑制した外装を担い、機能は3針だけに限られない
Classic Fusionは2008年に発表され、1980年代の初期デザインを現代的に再解釈しました。Big Bangより伝統的で、抑制の利いた輪郭を持つことが特徴です。ここでいう抑制は、単にケースを小さくしたという意味ではなく、外装の主張を整え、初期Hublotの融合へ静かな表現を与えることです。
一方で、機能まで単純な三針だけに限定されるわけではありません。Classic Fusionには3針、クロノグラフ、ムーンフェイズがあり、機構、造形、素材、色の選択肢が広がっています。
| 見る点 | Big Bang | Classic Fusion |
|---|---|---|
| 造形の方向 | 融合の着想を大胆に再構成 | 初期デザインを抑制の利いた輪郭へ再解釈 |
| 機能の読み方 | 系列ごとに機構とケースが分岐 | 3針だけでなくクロノグラフやムーンフェイズもある |
見た目の強弱と機能の多寡を同じ軸にせず、外装の表現と搭載機能を分けて比較することが大切です。
Unicoはクロノグラフ機構、Spiritは樽形ケースへ軸を移す
Big Bang Unicoの節目は2013年です。 Big Bangの造形へHublot初の自社製Unicoクロノグラフを結び付け、機構を文字盤側から見せる構成を個性にしました。Big Bang Original Unicoの自社製クロノグラフ・キャリバーでは、コラムホイール、二重クラッチ、多層構造が特徴です。
Spirit of Big Bangの節目は2014年です。 Big Bangの造形要素を樽形ケースへ移し、積層されたケースの印象を別の輪郭で表しました。Spirit of Big BangはBig Bang Collectionの中に位置しますが、Big Bang Unico固有のキャリバー構造がSpiritの全作に共通するとは限りません。Big Bang Unicoに示されたキャリバー構造を、Spirit of Big Bangの全作へ移すことはできません。
両者はBig Bangの考え方を別方向へ進めます。Unicoを読む中心はクロノグラフ機構とその見せ方、Spiritを読む中心は樽形ケースへの造形変換です。「Big Bangから派生した」という共通点だけで、ムーブメントまで同じと決めないことが重要です。
MP-10は縦方向の時・分・残量・秒を上から順に読む
Exceptional Timepiecesはコレクション全体を表し、革新的なムーブメントと大胆な造形を結び付けて時間の読み方そのものを再考します。MP-10はその中の一作品です。通常の文字盤を置かず、キャリバーと文字盤の役割を一体化し、ムーブメント自体を時計の顔として見せます。
- 時:回転表示で読み取る
- 分:時とは別の回転表示で追う
- パワーリザーブ:残る動力を回転表示で示す
- 秒:トゥールビヨン・ケージ上で読む
MP-10は針を使わず、時、分、パワーリザーブ、トゥールビヨン・ケージ上の秒を4つの回転表示で伝えます。構成部品は592個、開発期間は5年です。2本の直線状ウェイトと1基の傾斜トゥールビヨンを備え、生産数は30本に限られます。
これらの数字や針を使わない表示は、MP-10固有の特徴であり、Exceptional Timepiecesという系列全体の共通仕様ではありません。MP-10はArt of Fusionが素材だけでなく、キャリバー、文字盤、表示行為の境界まで組み替えた例として読むのが適切です。