レッセンス Type 2の中古価格・在庫・型番一覧
Type 2の主要型番の在庫・参考価格・相場感をまとめて確認できます。
Type 2とは
機械式時計は止まると合わせ直すもの。レッセンスのType 2は、その手間をe-Crownで補います。裏蓋で基準時刻を決め、ケースを2回たたいて登録すれば、休止後も正しい時刻へ戻ります。時計を動かすのは従来どおり歯車で、電子機構は時刻の記憶と補正を担当。機械式の仕組みを残したまま、日常の扱いやすさへ踏み込んだ一本です。
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eCrownは機械式を置き換えず、設定を補助する
2026年7月12日時点の公式ナビゲーションでTYPE 2は独立した項目です。その構造を理解する鍵は、eCrownだけを時計全体の動力と見なさないことです。eCrownの日本語公式解説では、eCrownは機械式ベースムーブメントとROCSを結ぶ電気機械システムであり、香箱から表示までの歯車列へ干渉せず、従来のリューズが担う設定機能を代替すると説明されています。
| 層 | 役割 | 混同しない点 |
|---|---|---|
| 機械式ベース | 機械駆動を続ける | Bluetoothや太陽電池で歯車列を駆動するわけではない |
| ROCS 2 | 自動巻2892ベースの分軸で駆動する機構 | eCrownそのものとは分けて読む |
| eCrown | 時刻の登録、監視、補正、状態切替を補助する | 設定補助層である |
| アプリ | 選んだ都市情報をBluetoothで送る | 機械駆動の代替ではない |
ガラスタップで選ぶ四状態を先に覚える
TYPE 2の日本語公式ページでは、クリスタルをタップしてeCrownを操作します。セレクター表示が示すのは、タイムゾーン1、タイムゾーン2、アプリ、eCrownオフの四状態です。
- タイムゾーン1/2
- 保存した二つの時刻設定を選ぶ状態。
- アプリ
- アプリとの接続を選ぶ状態。
- eCrownオフ
- 設定補助を切り、機械式の時計として動かす状態。
最初の基準時刻は裏蓋と二回タップで登録する
初期設定では、まず裏蓋のレバーで時刻を手動設定し、次にクリスタルを二回タップして、その時刻をeCrownへ登録します。登録後は、その基準時刻をもとに再装着時の自動設定へつなげられます。
裏蓋は基準を作る操作、二回タップはその基準を記憶させる操作です。二つを分けると、eCrownがゼロから時刻を作るのではなく、利用者が与えた基準を設定補助へ使う流れが見えます。
装着中の監視と非装着時の休止を状態遷移で読む
eCrown公式ページによると、eCrownは少なくとも1日1回、文字盤上の表示位置を監視します。機械式ムーブメントが動いている間にずれがあれば、必要に応じてディスク位置を自動補正します。
- 登録:裏蓋で基準時刻を作り、二回タップで記憶させる。
- 監視・補正:装着中、表示位置を日々確認する。
- 休止:非装着を検知すると、パワーリザーブを使い切る前にムーブメントを停止させる。
- 復帰:再び手に取ったときの再開に備える。
- 切替:必要に応じて保存したタイムゾーンを選ぶ。
これは機能を理解するための利用順序で、不可逆な一方向の工程ではありません。装着状況や選択に応じて、監視、休止、復帰、切替の状態を行き来します。
アプリは二つのタイムゾーンへ都市設定を送る
TYPE 2は二つのタイムゾーンを保存できます。Bluetooth接続したアプリでは各タイムゾーンの都市を選び、その設定を時計へ送信します。アプリの役割は、この都市設定の受け渡しとして読みます。
太陽電池はeCrown側の小さな制御系を支える
eCrownの電力は外光から得られ、太陽電池の一部は文字盤にある10個のマイクロシャッターの背後に置かれます。公式のeCrown解説が示すクラスターは87部品で構成され、1日あたり1.8ジュールで作動し、厚さ0.25mmの四層フレキシブル基板が部品を接続します。
一方、ROCS技術ページはROCS 2を自動巻2892ベースの分軸で駆動し、TYPE 2内部に高速充電用の太陽電池を含むと説明しています。外光を使う制御系と、機械式ベースからROCS表示へ至る駆動を別の層として読むことが重要です。
eCrownをオフにしても機械式の駆動は続く
eCrownは時計へ影響を与えずオン・オフでき、オフの状態でも機械式ベースムーブメントによる駆動は続きます。この一点が、TYPE 2の境界を最も端的に示します。
機械式ベース、ROCS 2、eCrown、アプリは連携しますが、同じ役割ではありません。eCrownは設定を補助し、アプリは通信し、太陽電池はその制御系へ電力を供給します。機械式の歯車列は、これらとは別に時刻表示を駆動します。
TYPE 2は「何が動かすか」より「いつ何を補助するか」で見分ける
TYPE 2の仕組みは、基準時刻の登録から始まり、日々の監視と補正、非装着時の休止、再装着時の復帰、必要に応じたタイムゾーン切替へ展開します。この状態の地図に、機械駆動、ROCS表示、eCrown設定、アプリ通信の四層を重ねれば、Bluetooth搭載という一語だけでは見えない設計上の分担を理解できます。