ジャンピングアワーとは
ジャンピングアワーが示すのは、表示の形よりも動き方です。窓に数字が見えているだけでは足りません。現在の時を保ったまま60分を進み、正時に次の時へ切り替わることで、初めて「時が跳ぶ」表示になります。
窓式の代表的な構成では、1から12までの数字を載せた時ディスクを文字盤の下へ置きます。文字盤に開けた窓から見えるのは、その時点の一数字だけ。分は通常の分針、扇形の目盛りを往復するレトログラード針、別の数字ディスクなどで示します。
機械式デジタル表示との違い
時計の「デジタル表示」は、液晶画面だけを指す言葉ではありません。針の代わりに数字で時刻を示す機械式時計も、機械式デジタルと呼ばれます。ただし、数字ディスクがゆっくり動く表示まで、すべてジャンピングアワーになるわけではありません。分かれ目は、時表示が正時に跳ぶかどうかです。
窓がなくても、時針が一時間ごとに跳ぶ方式があります。クレイジーアワーズの文字盤では、数字を独自の順序で配置。分針が一周すると、時針が次に読む数字へ移ります。窓式と針式は外観こそ違いますが、「時を連続回転させず、一段ずつ送る」という考え方は共通しています。