アラームウォッチとは
腕時計のアラームは、「この時刻になったら知らせてほしい」という予約を受け持つ機能です。会議や出発の時刻を覚えておきたいときに使えます。機械式アラームでは、音を鳴らす部品も時計の中に収められています。
電子音や振動で知らせる腕時計にもアラームはありますが、ここで扱うのは機械式。ぜんまいに蓄えた力を使って部品を打ち鳴らします。同じ「音の出る時計」であるミニッツリピーターとも、役割は違います。
リピーターやタイマーとの違い
ミニッツリピーターは、持ち主が操作したその時点の時刻を音で伝えます。対してアラームは、先に指定した時刻が来るのを待って鳴る仕組み。音色の美しさだけで両者を一緒にすると、何を知らせる時計なのかが分からなくなります。
タイマーで指定するのは「今から何時間後」という長さです。アラームにタイマーを組み合わせた機種もありますが、アラーム付きの時計すべてが残り時間を表示できるわけではありません。
| 機能 | 何を指定するか | 何を知らせるか |
|---|---|---|
| アラーム | 鳴らしたい時刻 | 設定した時刻になったこと |
| タイマー | 今からの時間の長さ | 設定した時間が経過したこと |
| ミニッツリピーター | 音を聞きたいタイミングで操作 | 操作した時点の時刻 |
名称に「アラーム」がなくても、その機能を持つ時計はあります。ジャガー・ルクルトのメモボックス、ヴァルカンのクリケットがよく知られた例です。名前だけで判断せず、設定時刻の表示と、アラームを作動させる操作を確かめると区別できます。