アーノルド&サン DSTBの中古価格・在庫・型番一覧
DSTBの主要型番の在庫・参考価格・相場感をまとめて確認できます。
DSTBとは
秒針が一秒ごとにはっきり歩き、その仕組みを文字盤側へ見せるのが、アーノルド&サンのDSTBです。名は「Dial-Side True Beat」の略で、通常は細かく振動する動きを専用機構で一秒刻みに変換。ジョン・アーノルドの精密時計の伝統を、動く機械として正面から眺められます。
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DSTBは「精密計時」を見せるコレクション
Arnold & Sonはコレクションを三つの設計原則に分け、DSTBをChronometry、つまり精密計時の領域に置いています。複雑な表示を増やすことより、秒の進み方そのものを見せる時計だと捉えると、後に続く構造が理解しやすくなります。
Dial-Side True Beat――名称が表示場所と動きを示す
DSTBは「Dial-Side True Beat」の略です。True Beatは秒針が一秒単位で進む表示、Dial-Sideはそのための機構を文字盤側に見せることを指します。着想の背景には、John ArnoldがRoyal Navyへ供給した計時器に見られる一秒単位の表示があります。歴史的な計時器そのものを再現したという意味ではなく、その読みやすい秒表示を現代の腕時計で見せる設計です。
4Hzの連続した振動を、一秒ごとの動きへ変える
現行例のCal.A&S6203は4Hzで動き、テンプは一秒間に8振動します。通常なら秒針はその細かな刻みに応じて進みますが、DSTBでは脱進機に似た専用のトゥルービート機構が動きを受け取り、秒針を一目盛りずつ進めます。つまり一秒刻みは低い振動数の結果ではなく、4Hzの動きを別の機構で変換した表示です。
ムーブメントを横切る伝達と、三本のブリッジ
| 構成 | 役割 |
|---|---|
| ムーブメントを横切る伝達 | 駆動を文字盤側のトゥルービート機構へ届ける |
| 追加された一段 | 一秒単位の動きを作る機構を文字盤側に置く |
| 三本の専用ブリッジ | 機構を支え、偏心した時分表示との視覚的な釣り合いを作る |
見えているブリッジは装飾だけではありません。秒表示のために追加された構造を支える部品であり、機能と文字盤構成を同時に形づくっています。
秒・時分・リューズを三つの位置で読む
- 9時から12時
- 大きく弧を描く秒目盛り
- 5時
- 偏心した時分表示
- 3時
- 通常の位置に残るリューズ
DSTB 42では、ムーブメント全体を単純にずらしたのではなく、表示ごとに役割のある位置が与えられています。まず大きな秒表示、次に小さな時分表示へ視線を移すと、この時計が秒を主役にしていることが分かります。
錨形の部品と秒針が、一分に60回動く
文字盤側に見える準脱進機のカウンターウェイトは錨を思わせる形です。現行A&S6203の例では、この機構がトゥルービート秒針を一分間に60回、明確に進めます。錨形の部品と秒針の動きを一緒に追うと、静止した造形ではなく、毎秒作動する機構として観察できます。
42mm・A&S6203・55時間は現行例の仕様
公式ページで確認できる現行のレッドゴールドおよびプラチナ例は、42mmケース、自動巻きCal.A&S6203、約55時間のパワーリザーブを備えます。DSTBには世代差があるため、中古個体や旧型を検討するときは、この数値をそのまま当てはめず、リファレンス番号ごとの仕様を確認してください。